約 456,916 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/824.html
アヴドゥルは決闘の翌日に自分の行動がいかに浅はかだったか気付く。 ゼロ魔世界の住人にとって未知の力-スタンド-マジシャンズ・レッド………そんなものを大っぴらに使ってしまったことだ。 (スタンドの)解析のため研究所に送られ、モルモットにされる可能性は非常に高い。 そう易々と捕まるつもりはない………が相手は国。本気で来られては一人のアヴドゥルになす術はない。 ちょッ、やばくねwな感じで内心ビクビクしていたアヴドゥルだったが。 しかし、心配など意味の無いかのように特に何も無く。 実際は-ルイズ以外の貴族が未開の地から来た『亜人』とアヴドゥルを認識-教師間で危険指定され警戒を向けられることになっていたが。 数日もするとアヴドゥルも忘れ、今までより有意義な生活を送り始める。 どの辺が有意義になったかというと…… まず、ルイズからの待遇が『かなり』上昇したのがいえる。 使い魔のアヴドゥルが変な力(スタンド)を使え、ご主人様であるルイズが魔法すら使えない。 癇癪持ちのルイズなら当然、アヴドゥルに勝手な言いがかりを付けるところだ。 しかし、そこはなんだかんだでおっさんのアヴドゥル。伊達に知能派を気取ってない。 上手く煽てて-あの爆発は強力。異世界から召喚するなんて伝説級など-言いくるめようとし。 以外に単純なルイズは-メイジの実力を見るにはまず使い魔を見ろ-という常識もあるため、簡単に納得しご機嫌急上昇。 移動時は今まで『ゼロ』と呼んでいた連中に-あんたの使い魔なんて目じゃないのよ-とでも言いたげに、 後ろに従えたアヴドゥルを慎ましげな胸を張り見せびらかす始末。 苦笑しながらも大人しくアヴドゥルが付いていくため、優秀で従順な使い魔にルイズの心も広くなり、 (アヴドゥルの周囲に生徒が近づかないため)席に着き食事(部屋から出てこなくなったギーシュの分)をする権利を与える。 他にもアヴドゥルの話にも耳を傾け、ルイズも少しづつだが信頼関係を築こうと歩み寄っていく。………デレ期にはまだ遠いけど。 また、シエスタからの尊敬の眼差し。女子高生くらいの娘からの視線に、思わず年甲斐もなくはしゃぎそうになるおっさん。 シエスタに朝の選択を手伝ってもらう代わりに、アヴドゥルも手伝いをするようになり急速に仲良くなっていく二人。 ルイズもアヴドゥルに恋愛感情なんて『一切!微塵!』も抱いていないため何も言って来ず。 安心?して憧れのおじさんキャラを堪能するアヴドゥル。 さらに、あの炎に皆感激したらしく、使い魔会議によって学院の使い魔のボスに目出度く就任することになった。 フレイムはもちろん、きゅいきゅい、ロビン、モグラなどと共に中庭で宴会をし交流を深める。 それを見た生徒から『魔物使い』の噂が広まり。ますます生徒や教師から敬遠されることになる。 あとは………ロングビルとの接触がある。知的そうな顔立ち。クールで落ち着いた雰囲気。何より巨乳! 『少し』おっぱい星人なアヴドゥルにとって、かなりストライクポイントに来る女性だ。 スタンドについて熱心に聞いてくるロングビル。大人の纏う色気につい口が軽くなってしまうのも仕方なく。 世渡り上手なロングビルの話術で、何度も話している内に-まじ?春来た!?-となってしまうのも仕方ないことだった。 この件についてもルイズからは-ほどほどにしときなさいよ-との一言のみ。放任主義にすることにしたようだ。 仕事に差し支えない程度で、少しでもロングビルの好感度を上げようとがんばるアヴドゥルだった。 そして、今日もシエスタといっしょに働き、ロングビルと談話するアヴドゥル。 …後ろで見ている親友フレイムに気付くことなく。 …………微熱の夜が来る。
https://w.atwiki.jp/jojoss/pages/40.html
モハメド・アヴドゥル(R) モハメド・アヴドゥル(R) 画像 編集 レア度 R コスト 8 限界突破 ☆☆ 属性 赤 アビリティスロット数 2 アビリティキャパシティ 2 レベル ATK HP 1 0000 0000 最大 0000 0000 魂の覚醒 移動距離 射程距離 魂チップ 初期 43 62 4 最大 00 00 10 リーダースキル 赤の力 コマンドスキル 魔術師の猛撃 アビリティ タイプ スマッシュ アイテムブレイク 入手方法 ステータス スキル リーダースキル:赤の力赤属性のATKを1.1倍にするッ コマンドスキル:魔術師の猛撃Lv.1 消費ゲージ:1範囲内(円形小型)の敵に250%ダメージを与えるッ ”赤”属性には更にダメージ1.2倍ィィ!! アビリティ:アイテムブレイク習得条件:レベル15で限界突破 [スマッシュ]スマッシュ時に範囲内のアイテムにダメージを与え、HPを0にした場合破壊する プロフィール スタンド使い実直で真面目な性格で一行の参謀役となる。 生まれつき幽波紋を持っており、 幽波紋(スタンド)への造詣も深い。 スタンド マジシャンズレッドタロットの1番目「魔術師」が暗示するスタンド。 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/358.html
無駄に豪勢でどことなくハリポタちっくなトリステイン魔法学院の食堂。 卓上に並ぶ朝っぱらから重そうな食事に、見るだけで胸やけしそうになる中年のアヴドゥル。 (ワインまで置いてあるぞ) まさに、至れり尽くせりの光景はアヴドゥルを呆れさせる。 「おい、見てみろよ『ゼロ』のルイズの使い魔」 「ちょっwマジで平民じゃんw」 遠巻きに聞こえる陰口の影響からか、機嫌の下降したルイズは睨みながらアヴドゥルに言う。 「気が利かないわね。イスを引いてちょうだい」 アヴドゥルは黙ってルイズのイスを引いてやり、自分も座ろうとイスに手を掛けるが、 「待ちなさい。あんたの場所はそこ」 冷たい言葉と共に、貧相なパンとスープの置いてある床を指差すルイズ。 昨日今日で、だいたいルイズのことを理解してきたアヴドゥルは大人しく従う。 ブリミルへの長い『いただきます』を終え『ささやかな』食事を始める貴族達。 あっさりと食事を終えたアヴドゥルは、好奇の視線に耐えながらルイズが終えるのを待つ。 (さすがにアレだけでは足らんな…、後で厨房にでも顔を出すか) アヴドゥルがシエスタの言葉を思い出し、そんなことを考えていると、ルイズが食い物の載った皿を突きつけて来た。 「……なんだ?」 意味が分からず問うアヴドゥルに、そっぽ向きながら……、 「べべべ、別にあんたに優しくしようってわけじゃないのよ。洗濯もきちんとしたみたいだし、そのご褒美なんだから!」 少し赤くなった顔でツンるルイズ。 今までが今までなので一瞬止まるが感謝の言葉を返すアヴドゥル。 「すまない。アレでは足りなかったのでな、助かる」 「……ふんッ、調子に乗らないの。でも…そうね、次からもう少し多めにするよう言っておくわ」 従順な姿に気を良くしたのか『食い物握って躾け大作戦』を修正するルイズ。 皿には大きめの鶏肉に野菜などが置かれていた。 さっそく食べ始めると、自然に言葉が零れる。 「……上手いな」 料理自体の上手さに加え、不器用なルイズの優しさが零させた感想だった。 教室に移動し今度は自分からルイズのイスを引いてやり、邪魔にならない壁際の床に座るアヴドゥル。 授業が始まるにはまだ時間があるようなので、周りに居る他の使い魔でも眺め、 (イギーがいたら喜こんだかもな) どこか、周りの動物を馬鹿にしていた賢かった犬の戦友のことを思い出していると、フレイムが寄って来た。 「きゅる」 「ああ」 挨拶交わしていると、他の使い魔もアヴドゥルに寄って来る。 前の世界にもいた猫や犬といった動物、本の世界でしか見たことの無い幻獣。 多種多様の生物だが、フレイムと仲がいいのが関係したのかみな好意的だった。 「おい、見てみろよルイズの使い魔」 「他の使い魔に囲まれてるな。しかも……」 「ああ。まるで違和感が無いな」 「もしかしてあいつ、平民じゃなくて変種の魔物なんじゃねw」 そんなことを囁かれているとは露知らず、アヴドゥルは他の使い魔たちと交流を深めていく。 授業が始まり、魔法に興味のあったアヴドゥルは熱心に聞く。 幸運にも基礎のおさらいから始まり、 魔法には火、水、風、土の4系統がある。 失われし系統『虚無』 メイジの強さの基準である魔法を足せる数、ドット、ライン、トライアングル、スクウェア。 etc 幾つかの情報を手に入れるアヴドゥル。 だが、おさらいが終わり専門的になってくると、アヴドゥルには理解できなく関心が薄れていく。 (どうやら魔法と言うのもスタンドと同じく、生命エネルギーのようだな……ん?) 得られた情報より推論を出していると、シュヴルーズが錬金で石を真鍮に変え、アヴドゥルは思わず目を見張る。 一方、ルイズはというと………。 授業開始前のアヴドゥルへの陰口は、机を叩き威嚇+睨みつけで止めさせた。 しかし、授業が始まり再開した陰口を止める術はなく、苛苛し勉強に集中できないでいた。 「聞いているんですか?ミス・ヴァリエール」 「…へッ!?」 いつの間に名前を呼ばれていたのか、ルイズはとっさに返事できず、 「仕方ありませんね。授業を聞いていなかった罰です。ミス・ヴァリエール、前で錬金しなさい」 みんなの前で、錬金をさせられることになった。 「先生!危険です!」 「そうです、『ゼロ』のルイズに魔法使わせるなんて」 「止めてください」 いきなり騒がしくなる教室。 耳ざとく『ゼロ』の言葉を察知したルイズは、言ったピザに言い返す。 「先生!かぜっぴきのマリコルヌに侮辱されました!」 それを聞いたピザ(マリコルヌ)と罵り合いになる。 醜い争いはシュヴルーズがピザの口に栓をし、ルイズを教壇に来させることで決着した。 ルイズの錬金が決定したことにより大慌てで机の下に隠れる他の生徒。 シュヴルーズはどうやらルイズの噂を知らないのかのほほんと構えている。 しかし、そんなことも目に入らないほどルイズは集中していた。 (大丈夫よ。落ち着くのよルイズ。ゆっくり素数を数え……) 素数から勇気を貰い、ゆっくりと石へ杖を向ける。 (サモン・サーヴァントが出来たんだからきっと出来るはず) そこでちらりとアヴドゥルに視線を向けると……視線が合った。 ここで失敗し、無様な姿は見せられない。 大きな覚悟を持ち、唱えた錬金の魔法は………やはり爆発した。 ドーーーーーーッン! 「へ?」 至近距離で爆発を受け、吹っ飛ぶシュヴルーズはそのまま壁に当たり気絶する。 また、突然の爆発に驚き暴れだす使い魔たち………アヴドゥルを巻き込んで。 「なッ!?」 爆発にも驚いたが、問題はそれだけでない! 首を蛇に締められ、犬には噛み付かれ、猫には引っかかれる。 止めにフレイムがアヴドゥル目掛け炎を吐いてくる。 間一髪、伏せアフロだけは免れたが、 「ぐぼあッ!?」 炎は不幸にもピザな少年に直撃していた。 なんとか爆発から身を守った生徒は騒ぎ出す。 「あいつ、辞めさせろ!」 「なんでいつも爆発なんだよ!」 「マリコルヌ気をしっかり持て!」 「なんてこった!マリコルヌの髪がアフロに!」 そんな、阿鼻叫喚の光景の中、ルイズは呟く。 「ちょっと失敗したようね」 悪びれる様子もないルイズをさらに罵倒する生徒。 むざむざ黙って言われるだけじゃないルイズが言い返し、収拾がつかなくなる。 結局授業は中断することになり、ルイズに後始末が命じられとりあえず一件落着となった。 蛇に締め落とされかかっているアヴドゥルを放置して。
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/1002.html
560 :名無しさん(ザコ):2013/03/25(月) 18 07 27 ID r0f9DkLE0 モハメド=アヴドゥル(ジョジョの奇妙な冒険(スタンド使い)) このアヴドゥルは中距離の火力に優れた砲台ユニット 主力となるのは2種類の射程3武装で、それぞれ1400の消費10、1700の消費30と、抜群の性能 これだけでも脇役としては十分胸を張れるのだが、アヴドゥルの場合この上に2000の必殺技が控えている上、 近距離でも1500の縛(CLT+10)が消費20(!)を持つなど、作品四番手以下の脇役としては、やはり破格の厚遇を受けている パイロットは射撃155・技量176という高能力を誇り、熱血・必中も完備 サポート面ではみがわりと、これまたやりすぎ感漂う強脇役 後述の弱点はあるものの、当時良く通ったなこれ…… 防御面に弱点があり、回避には期待できず、防御系SPも一切持たない 耐久面は1200+シールド+迎撃とまあまあだが、序盤以外はアテにはできない 得意の中距離戦は手痛い反撃を受けやすい間合いでもあるので、中盤以降は、ある程度考えて動かす必要があろう
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1119.html
ロングビルからの始めの好感度はかなり低かった。他の貴族同様、かなり警戒していたようだった。 冷たい視線に少々感じ入るモノもあったが、やはり仲良くなりたいのが本音だ。 ポルポル辺りなら陽気に話しかけ警戒を解くのだろうが、アヴドゥルはそんなキャラではない。 しかし!それが如何した! アヴドゥルとて伊達に占い師をやっていない。むしろ若い女性相手の会話はお手の物。 下心が露見しないよう慎重に、ロングビルの心の外堀を埋めていく。 その甲斐あってか、最近はロングビルもいつもの作ったような笑顔ではなく、自然な笑みを零すようになる。 他の人には今まで通りの顔のため、大成功といえる。 ………ちなみに特に受けたのは、おもしろおかしく脚色したポルポルのナンパ失敗談(旅の間に何回もしていた)だった。 そして今日…ついに! ぴぴるぴ~っと好感度が上がる音(幻聴です)を聞くアヴドゥル。 内心ガッツポーズするが、外面は-そんなに楽しんでもらって光栄だ-とでも言うように渋く決めている。 ……鼻の穴がピクピクしているのがよく見れば丸わかりだが。 「ふふふ…………ふうッ」 今まで笑っていたロングビルが急に笑いを止め、少しアンニュイな溜息を漏らす。 発生したフラグ。がっつきを抑え、大人の貫禄を出しながら 「何か悩みでもあるのかね?」 「えっ?」 「わたしでよければ聞くが…どうかな?」 本当に一定値まで好感度が溜まったようで新たな展開に移ったらしい。 今までほとんど聞き手に回っていたロングビルが積極的に話を振ってくる。 といっても、悩ましげな顔で語られた内容は………愚痴だった。 某O爺のセクハラ。某教師Kの下心満載の態度。セクハラ。趣味の不振。セクハラ。爺死ね……。 日頃よっぽど鬱憤が溜まっていたのか、段々顔に縦線が入ってき、アルコールも入っていないのに延々と鬱々語りだす始末。 さすがにいきなりの濃い内容に若干引き気味になるが、ここが正念場だと思い直し一つ一つ丁寧に対応する。 --スケベ爺は筋金入りだからな。わたしの知り合いにも、奥さんがいるのに女子大生に手を出した奴がいる。燃やすか? --はっきりと言うべきだ。相手が勘違いして被害にあってからでは遅い。燃やすか? --わたしからは何も言えないが…逆に考えてみればどうだ?不振なんではなく新しい趣味が見つかりそうだと。 などなど、親身になって答えてくれるアヴドゥルに顔の縦線も消えていく。 最後はすっきりした顔でお礼を言い帰っていった。 今日の会話でロングビルの好感度もだいぶ上がったと確信し、微妙なニヤケ面で部屋に帰って行くアヴドゥル。 部屋まで後すぐのところで親友フレイムが立ちふさがった。 「きゅるきゅる」 「……ん?」 「きゅる!」 どうやらどこかに連れて行きたいようで、アヴドゥルの服を引っ張るフレイム。 特にこの後用事も無かったので大人しく付いていく。 見覚えのありすぎる廊下を進んだ先は、ルイズの部屋(アヴドゥルの住処)…の横のキュルケの部屋だった。 「きゅる(入ってくれ)」 アヴドゥルに目で懇願してくるフレイム。 「いや…こんな時間にまずいぞ」 ロングビルの愚痴零しが長引き、辺りは真っ暗。婦女子の部屋に尋ねるような時間ではない。 「きゅる!きゅるきゅる~(頼む!俺を助けると思って)」 「…しかし」 「きゅる!」 バンッ 埒が明かないと思ったのかドアを尻尾で叩き、中に連れて来たのを知らせるフレイム。 扉が開くやいなや、瞬時に背後へ回りこんだフレイムの見事な体当たりでアヴドゥルは部屋の中に突き飛ばされる。 「ッ!何をする!?」 何とか体制を建て直し抗議しようと振り向くが、フレイムをあちらに残し扉が閉まる。 薄暗く香が焚かれ蝋燭の明かりしかない部屋で-キュルケとアヴドゥル-二人きりの夜が始まった。 「ようこそ私のスイートルームへ」 背後から発せられる、キュルケのいつもとは違う艶やかな声。 「ねぇ…こっちを見て。顔を会わせてお話しましょ」 アヴドゥルは冷や汗を垂らしながら、脳内で即時退却を満場一致で可決する。 「ダーリン。聞いてるの?」 さっさと要件だけを聞き帰ろうと振り向き、言うが、 「これはどういうことだ。さっさとようk…ッ!」 言葉が止まる。 アヴドゥルの視線の先には…… --キュルケが現れた キュルケはベビードールを装備している ベビードールによって胸が零れ落ちそうになった アヴドゥルに30のダメージ アヴドゥルは驚き竦んで動けない ソレを見、ニヤリとほくそ笑むキュルケ。 (やっぱり、巨乳好きのようね。苦労の甲斐があったわ) ココ数日間、フレイムをこき使い(お陰で尻尾の炎が消えそうになっている)、アヴドゥルの好みを調べさせていたキュルケ。 こんなこと今までしたことが無く、これからキュルケの異常なまでの気合の入りようが分かる。 ルイズやシエスタなどを相手にしている時は、アヴドゥルに変化はなかった。 とりあえず、メイド属性や貧乳、ロリ、釘宮属性はないと分かりほっと一息付く。 特にロリ系とは全く逆の属性なキュルケなので、知った時の安堵の息は大きかった。 そして安堵から歓喜に変わる。ミス・ロングビル。彼女との接触によって。 ロングビルにはバレ無い様にしていたようだが、第三者視点のフレイムには丸分かりだった。 会話の合間合間にちらりちらり『胸』へ移るアヴドゥルの視線!微かに緩む頬!落ちる目尻!伸びる鼻の下! 完全にアヴドゥルはおっぱい星人!間違いない! 「どうしたのダーリン」 --キュルケはだっちゅーの(死語)で強調し詰め寄ってきた アヴドゥルに43のダメージ アヴドゥルは正気を取り直した 「これはどういうことだ?それにダーリンとは…「おわかりにならない?」 月明かりをバックに踊るように、アブの話なんて聞いちゃいないキュルケは続ける。 「恋をしたの。…今まで感じたことのない程の燃えるような恋を!」 「いや。だかr「私の二つ名はご存知?」 アヴドゥルの様子なんて気にもせず自分に酔っていくキュルケ。 「松明みたいに燃え上がりやすい『微熱』…でも、それだけじゃないわ!」 「うッ」 --キュルケは二つの凶器を見せ付けてきた アヴドゥルに32のダメージ アヴドゥルは思わず仰け反ってしまい行動できない 「あの決闘で見せた炎…アレがいけないのよ。スクエアなんて目じゃない炎の化身。 今までの自分の魔法がいかに火遊びにすぎなかったのか、よ~く気付かされたわ。 そして!『微熱』を『業火』へと変える炎を持つダーリンこそが、私の運命の相手だと分かったの!」 左手を胸に、右手を天井に構え、右斜め上を見ながらのたまうキュルケ。目が完全に逝っちゃってます。 --キュルケの奇妙なポーズ アヴドゥルに11のダメージ アヴドゥルは正気を取り戻した 「そ、そうか」 あまりものキュルケの迫力にかなり引きながら答えるアヴドゥル。 (彼女は本気だ!……このままココにいるのはまずい。主にわたしの理性が!) こうなったらドアを蹴破ってでも逃げ出すしかないと判断し、気付かれぬようゆっくりドアへと後ずさり、 --アヴドゥルは逃げ出した (ふふッ…計画通りね。ダーリンの性格は既にプロファイリング済みよ!) 完璧にアヴドゥルの行動を予測しているキュルケ。フレイムの苦労は充分過ぎるほどに報われている。 完全にキュルケの掌の上で踊っているアヴドゥル。 --しかし キュルケに背中に抱きつかれ アヴドゥルは逃走に失敗した この戦いからは逃げられません さらに アヴドゥルの背中に押し付けられるキュルケの胸 アヴドゥルに43のダメージ アヴドゥルは瀕死だ 背中からでも分かるアヴドゥルの動揺。 (…そろそろ詰みね) キュルケは止めを刺すべく言葉を紡ぐ。 「ねえ、さっき言ったわよね?『ダーリン』ってどういう意味だって」 「……ああ」 「今日呼んだ理由はそれなの」 「どういう意味だ?」 「私……あなたの名前を知らないから。だから『ダーリン』って呼ぶしかなくて」 「何ッ!?君は名前も知らない男に迫っているのか!?」 振り返ろうとしたアヴドゥルだが、胸をさらに押し付けられ固まる。 「……ふしだらな女って思うでしょう」 一転して悲しそうな声になるキュルケにアヴドゥルは慌てて、 「いや、…まあ、ええと、普通はもう少し順序を置いてだn「そんなの無理だわ!」 またも言葉を切られるアヴドゥル。 「ダーリンの事を考えると胸がドキドキして止まらないの。分かるでしょ? わたしの胸がドキドキしてるのが。だから…」 背中から離れ、アヴドゥルの腕を引っ張りベッドの方へ誘導するキュルケ。 ベッドに座りこんだキュルケは、アヴドゥルの手を胸に当てながら止めを刺す。 「名前も、過去も、炎も。あなたのこと全て、今晩、私に教えてくださる?」 --ぽにゅんッ キュルケの会心の一撃 アヴドゥルに73のダメージ アヴドゥルは息絶えた
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/404.html
「……とんだ目にあった。こういうのは、わたしのキャラじゃなんだがな」 まだ違和感の残る首を押さえつつアヴドゥルが言う。 「何よ。何か文句でもあるの!?」 それを嫌味と取ったのか突っかかるルイズ。 「いや、そうではない……しかし、コレを片付けるのか」 「…そうよ。私も手伝って上げるからさっさと働きなさい!」 (普通、逆のような気がするが) 慣れというのは恐ろしく黙って作業に入ろうとするアヴドゥルだが、ルイズの姿を見て止まる。 (なぜ爆発の中心にいて、無事なのは知らんが…。ボロボロの格好のままというのもな) ルイズに怪我はないらしいが見事に外見はボロボロだ、服には穴が開き、全身を煤で汚している。 いても非力な上、今までの行動から率先して掃除はしないだろう。 また、必死に隠しているようだが、落ち込んでいるのが分かる。 (しばらく一人にしたほうがいいな) それらを考慮した大人のアヴドゥルは、 「掃除はわたしがやっておこう。まずは着替えて来たらどうだ?」 遠まわしな戦力外通告を出す。 もちろん、そんな言葉の裏に気付かないルイズ。 「なんで、あんたに命令されなきゃいけないのよ!」 「貴族がいつまでもその格好ではまずいだろう?」 「…う。それはそうだけど……」 「着替えが終わってから、手伝ってくれればいい」 「確かに…、先に着替えたほうがよさそうね。いいこと、私がいないからってサボるんじゃないわよ!」 必要の無いキツイ釘を刺してからルイズは教室を出た。 「なんでこうなるのよ」 ボロボロの姿で自室へ帰りながら、ルイズは落ち込み呟く。 召喚したのが平民とはいえ、初めてまともに魔法が成功し、やっと自分は『本当』の意味でメイジになれたと思った。 誰にも『ゼロ』なんて呼ばれバカにされることもなくなり、輝ける未来が開けると思っていた。 そして……、 (……ちいねえさま) いつもルイズに優しくしてくれた、姉のカトレア。 ようやく憧れの姉に自分の魔法を見せることができると思っていた分、落胆は大きかった。 (でも、それが何よ!) この程度で負けるほどルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは弱いのか? 否! この程度で負けるようなら、とっくの昔に引き篭もっている。 「たまたま、偶然、ちょっと失敗しただけよ!」 少し後ろ向きのような気がするが復活を果たすルイズ。 元気が出ると、周りのことを考える余裕が出る。 教室でのアヴドゥルを思い起こす。 冷静になると分かったが、どうやら気を使われたようだ。 ちょっと感謝の気持ちはある。 だが、ご主人様が使い魔に心配されるようではだめだ! (あいつ、余計なお節介なんか焼いて) ゆっくりだった歩く早さが、段々と早くなる。 そして、部屋に着くなり急いで着替え、体を拭く。 早々と身支度を整えたルイズはアヴドゥルの待つ教師へ急ぐ。 使い魔だけに自分の不始末を押し付けるのを、 (そんなの……貴族じゃない!) 強くルイズは心で否定した。 合流したルイズのがんばりもあり、なんとか昼休み前に掃除は終了した。 アヴドゥルやルイズにとって波乱の昼飯が始まる。 もちろんみんなの大好きな彼にとっても……。 ルイズの言葉通り、アヴドゥルの昼飯は朝より『少し』豪勢になっていた。 実際には、パンとスープに『ゆで卵』が新しく増えているだけ。 「これで『多め』か」 「何よ。文句あるの?増えただけでも感謝しなさい」 労働による空腹もあり、早々に食べ終えたアヴドゥルは、ルイズが上品に食べているのをしばらく眺めた後、辺りを見回す。 モギュモギュと、何回もよく噛み食べるルイズは食べるのが遅く、もう終わっている生徒が多い。 デザートを食べながら姿や、雑談している姿が多く見える。 その中でも、出入り口周辺でメイドに向かい合う集団が目に留まる。 どうやら、金髪で一人だけ趣味の悪い服の少年が、メイドにクレームを付けているようだ。 今にも土下座をしそうなメイドの姿がおもしろいのか、にやにや眺めている周りの連中。 あまりにもな光景に、注意しようと腰を上げかけた時、メイドの顔が見えた。 「あれは…シエスタか?」 (ますます放って置けなくなったな) まだ食事中のルイズに、 「少し用事ができた」 一言残し、返事も聞かずアヴドゥルはシエスタに近寄っていく。 「その辺にしておけ」 いきなりの声に、シエスタを責めていたギーシュの声が止む。 「なんだ、君は?」 「何があったのかは知らぬが。これは少々やりすぎだ」 涙を浮かべ、土下座寸前のシエスタを見つつ、アヴドゥルは言い放つ。 「貴族なら貴族らしい態度を取れ」 「なッ!?」 『ゼロ』のルイズの使い魔である『平民』に咎められたギーシュに、周りからの野次が飛ぶ。 「そうだぞーギーシュ」 「元々、二股かけてたお前が悪いんだからな」 「もてねぇつらさがお前にわかるか?二股の罪を黙って受けろ!」 最後の……アフロのピザは怨念が篭っていそうだ。 ギーシュも、メイド-シエスタを泣かすほど脅かしたかった訳ではない。 ただ軽く説教し、犯した失態(二股)を誤魔化したかっただけだった。 (それが…どうしてこんなことに) 平民とはいえ、女性の涙に弱いギーシュは心の中で泣いていた。 どうにか話題を変えようとギーシュはあまり無い脳みそをフル回転させ、 「どうやら『ゼロ』のルイズの使い魔は、貴族に対する礼儀というものを知らないようだな」 さらに話を大きくし誤魔化すことにした。 「敬意を払う相手は選ぶんでな」 「よかろう、ならば君に貴族の礼儀というものを教えてやろう」 そこでチラッと視線を周りに送り、 「ヴェストリの広場だ。着いてきたまえ」 言い捨て去って行くギーシュ。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/308.html
アヴドゥルは夢を見ていた。 自分を襲った謎のスタンドと戦う、ポルナレフとイギー。 ポルナレフのため命を落とすイギー、そしてボロボロになりながらも勝利するポルナレフ。 強大なDIOのスタンド。 四人掛かりでも歯が立たず、能力の正体と引き換えに散る花京院。 一度は追い詰めるが、ジョセフの血で復活を果たすDIO。 最期の最期に、今まで発現しなかった能力で勝利を納める承太郎。 ジョセフが蘇生する姿を最期に意識が浮上する。 左手への激痛と共に………。 ルイズの契約のキスが終わり、顔を離すとアヴドゥルは唸り声と共に目を覚ました。 「ッ!?」 いきなり覚醒したためルイズは反射的に身を離す。 「グッ……ぬう……」 体を起こしつつ左手を擦る。 左手の痛みは引いていたが、触ってみると何か痣のようなものができていた。 さらに、目を覚ましたがアヴドゥルには訳が分からなかった。 (……ここはどこだ?それに……なぜわたしは生きている?さっきの夢は?) いきなりの日光にぼやける視界を細め、周りを見回す。 さっきまでDIOの館に居たはずだ。 しかし、今いる所は太陽の刺す野外だ。 それに………たしかに死んだはずだ。 謎の空間によって体がバラバラになっていったのを覚えている。 あれで生きているはずない、………普通ならば。 (すると……第三者のスタンドによって助けられたのか?) そんなスタンド聞いたことも無いが、可能性はソレしか浮かばなかった。 取り合えず、自分が生きていることについての考えを纏め。 今度は夢に付いて思考を移そうとするが、目の前から質問を掛けられ中断した。 いきなり唸り声を上げながら起き上がり。 自分を無視して何か考え込んでいるアヴドゥルにルイズの機嫌はさらに下がった。 (ただでさえ平民を使い魔にしなくちゃいけないのに、あまつさえご主人様である私をいきなり無視?…いい根性ね。 ルイズ興奮しちゃだめよ、落ち着きなさい、『素数』を数えて落ち着くのよ…………) ルイズが素数に勇気を貰っていると笑いを堪えた声が聞こえてきた。 「ゼロのルイズー、サモンサーヴァントで平民召喚してどーすんだよw」 誰かのその言葉を境に笑い声が再発する。 素数パワーなど消え、赤くした顔でルイズは嘲笑の声をもう一度睨み付け黙らせる。 落ち着くため小さく息を吐き、最初の質問をもう一度する。 「あんた誰?」 何故か生きている自分、そして目の前の少女。 直感的にアヴドゥルは理解した少女-ルイズ-によって自分が救われたことを。 そのため少々高圧的な聞き方に思うとこはあったが素直に答える。 「…アヴドゥル、モハメド・アヴドゥルだ」 口答えせず質問に答えたから気を良くしたのか、ルイズは機嫌を直し続けて話す。 「そう。あんた喜びなさいよ!私みたいな貴族の使い魔になれるなんて凄い名誉なんだからね!」 「……使い魔だと?」 「そうよ、あんたは使い魔になったの!…すっごく不本意だけど」 コルベールは契約が上手くいき、初顔合わせも終わったのを確認すると二人に近づいた。 始めて見る平民の使い魔、どんなルーンが刻まれたのか興味を持ち確認しようとする。 「どれどr……ッ!」 しかし、アヴドゥルと目が合った瞬間、杖を握り締め距離を取った。 コルベールのいきなりの反応にルイズが疑問の目を向けてくる。 「どうしたんですか?」 「……いや、何でもない」 頭を振るような仕草の後、大きな声で生徒達に言う。 「それでは儀式も済んだことだし教室に戻るぞ」 他の生徒達を纏めさっさと教室に戻っていくコルベール。 ルイズが少し不信に考えている横で、人がスタンドも使わず空を飛んで行く光景をアヴドゥルが眺めていた。 飛んでいる生徒からルイズへ言葉が飛ぶ。 「ルイズ、お前は歩いて来いよ~w」 「あいつ『フライ』はおろか、『レビテーション』すらまともにできないんだぜw」 去っていく幾人もの笑い声。 その場には、屈辱に震えるルイズとアヴドゥルがだけ残された。 ただ二人残され、今だに状況が理解できないアヴドゥル。 もう一人残った屈辱に拳を握りしめ、小刻みに震えているルイズに説明を求めた。 「ここは何処だ?さっきの使い魔というのは何だ?さっき飛んでいったのはなんだ」 いくら命の恩人らしかろうと、現状の疑問の前には関係なく詰め寄って行く。 ルイズは無知な使い魔に、これから説明する労力を思い、内心溜息を付きつつ答えた。 「あ~も~…答えてあげるから、寄って来ないで」 (なんで私だけこんなのが使い魔なのよ) 「いい、ここはトリステイン魔法学院よ」 「トリステイン?それに魔法学院だと?」 地名を聞いてもアヴドゥルには理解できず、魔法学院の単語がさらに困惑を生むがルイズは構わず続ける。 「そうよ。それであんたは私、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔ってわけ。 さっきのは魔法よ、見たことないの?………全く、魔法も見たこと無いってどんだけ田舎から来たのよ」 ボソリと、最期の言葉は小さく聞こえないように言った。 説明を聞いても理解できないアヴドゥル。 それを見たルイズは後の授業を休み、使い魔への説明に回すのを決めた。 「もういいわ。とりあえず付いてきなさい」 そう言い校舎へと歩いていくルイズ。 置いて行かれても困るのでアヴドゥルは付いて行く。 話しかけてみるが、 「後で聞いてあげるから黙ってて!」 と、怒鳴られてしまい歩きながら夢のことについて考えることにした。 (あの夢は何だったんだ) まるで現実のようなリアリティーがあった夢。 考え込んでいると校舎に着いたのかルイズが話してくる。 「あんたここで少し待ってなさい。先生に授業休むことを伝えてくるから。いいこと!ココでうろちょろせずに待ってるのよ」 地面を指差しココを強調し、ルイズは教室の中に入って行った。 「………やれやれだ」 こちらに有無を言わせない行動のため、つい承太郎の口癖が出てしまう。 ルイズを待ちながら、なんとなくマジシャンズ・レッドを出してみる。 半身ともいうべき炎の化身は変わりなく、それがなぜか安心できた。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/311.html
アヴドゥルは暗闇の中、花京院と相対していた。 DIOの能力の秘密と引き換えに死んだはずだが、傷を負っている様子などなく佇んでいる。 「……は…………く……」 何か言っているようだが小さく聞こえ辛い。 意識し聞くため近づこうとすると、足が勝手に止まった。 『行ってはいけない!』はっきりとアヴドゥルを止める。 しかし、花京院も自分と同じような目にあい、生き返ったのかもしれない。 仲間への熱い思いが静止を無視し、アヴドゥルを先へと進めた。 「花京院!大丈夫か!?」 俯き加減で何か呟いていた花京院の肩を掴む。 反応はないが近づいたことにより、声が聞こえるようになった。 「アヴドゥルに『渋い男の世界』なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」 「なッ!?」 いきなり一度やられる前まで、ちょっと意識していた『渋い男』を否定され驚きの声を上げるアヴドゥル。 「いきなり何を言うッ、花ky…「答える必要はない」 言葉に被せられ冷たく拒否される。 「『アヴドゥル』?『アヴドゥル』とはブ男のこと…『花京院』とは美形のこと……… 死に様を壮大に飾った者のことだ。過程は問題じゃあない。読者の心に残らず死んだ奴が『アヴドゥル』なのだ」 ガガガーーーーーッッッンン!!!!!? アヴドゥルに生涯最大の衝撃が襲い掛かった。 密かに気にしていた事を。 無駄死にキャラスレが立つ度、名前が挙がるのを気にしていた事を! 仲間である花京院から告げられた。 アヴドゥルは衝撃のあまり、立つこともできなくなり膝をついた。 (………何も言い返せん。) DIOというラスボスの秘密と共に散った花京院。 しかも途中に回想シーンまで付いて、辞世の名言と共に逝っている。 それに比べ自分はどうだ! 仲間の命は救った、しかし、相手は中ボス。 しかもその後、ポルナレフのために命を掛けスタンドを使ったイギーに完全に食われている! 愕然とした差に打ちのめされたアヴドゥルは、顔を上げることすら出来ない。 「しかし!」 花京院の強い否定の言葉が響く。 「アヴドゥルさん! あなたの命がけの行動ッ! ぼくは敬意を表するッ!」 前言と全く違う言葉にえッと、アヴドゥルは驚き花京院を見上げる。 「良いッ! ディ・モールト、ディ・モールト(非常に、非常に)良いですッ!良い死に様でしたッ!」 花京院の一転変わった暖かい言葉に思わず涙ぐみ、下を向いてしまうアヴドゥル。 完全に先ほどまでの罵声をわすれたようだ。 「…………なので」 ぷちッ…ぷちッ…ぷちッ…ぷちッ…何かが外れる音が聞こえた。 続いて、ジィーーーーーッとジッパーを下げる音が響く。 先ほどの静止以上にアヴドゥルの脳内に警報が鳴り響いたが、ツンデレにやられてしまったアヴドゥルは気付かない。 上げた視線が花京院のモノと交わる。 いつの間にかベンチに座っていた花京院は、重く響く声でこう言った。 「 や り ま せ ん か 」 素肌に纏った学生服、そして最大まで降ろされたジッパーの中は……… 「ヤッダー バァアァァァァアアアアアッ!!!」 何故か出た謎の魂の叫びと共に、その場から少しでも離れようとする。 しかし、腰が抜けたのか這い蹲ってでしか移動できない。 ゆっくりと近づいてくる花京院を感じ、アヴドゥルは最後の叫びを上げる。 「わたしのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ」 自分の声を聞きながらアヴドゥルは、両手を天使に引っ張られているな感触を受け、夢から覚めた。 がばッ! 飛び起きたアヴドゥルは覚えてもいない夢に酷く恐怖した。 しばらく深呼吸を繰り返し、落ち着きを取り戻す。 (どんな夢だったのか覚えていない。だが一つだけいえることがある。) 心の言葉の最後を口にする。 「ツンデレは危険だ」 深刻な顔でツンデレと発現するアヴドゥル。 そして、正反対に毛布を少し跳ね除け、くー…くー…と涎を垂らし安眠するルイズ。 対照的なご主人様と使い魔の初めての朝であった。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1149.html
ある意味で息絶えたアヴドゥルは沈んだ意識の中、よく知っている人達と全く知らない人達の会話を聞いていた。 「なっ!何をするだァーーーーーッ!ハレンチなッ!」」 「OH MY GOD!アヴドゥルよ死んでしまうとは情けない」 「やれやれだぜ…」 「ちょっ!学生はまずいっスよ~」 「おっぱい星人が巨乳から逃げるなんて無駄なんだ……無駄だから無理なんだ無駄無駄……」 「彼は大丈夫なのか?このままでは……」 「いや。アヴドゥルは極めて真面目な…いわゆる堅物なはずなんじゃが」 「どこがだ。あの調子じゃ今にも落ちるぜ」 「プッツンしかけてますぜ~あの顔。まじに社会人すか?あの人」 「まあ、彼がココを耐えたところで無駄ですがねどっちみち……所詮おっぱい星人のブ男です」 ボロクソの散々に言われ、無性に泣きたくなってくるアヴドゥル。あの一族には味方がいないようだ。 まだまだ続くアヴドゥル批判を、こんな格好→orzで聞いていたアヴドゥルに伝説の紳士が止めを刺す。 「なにアヴドゥル?キュルケの誘惑に負けて過ちを犯しそうだ?アヴドゥル。それは前の世界の法律に囚われているからだよ。 逆に考えるんだ「異世界だから前の世界の法律なんて関係ないさ」と考えるんだ 」 妙に説得力のある声を最後にアヴドゥルの意識は現実に戻る。 「……はッ!?」 会心の一撃によりGame overになったはずのアヴドゥルが目を覚ます。どうやら片手でがっしり掴んでいる『何か』から残機を貰ったようだ。 ダメージも回復しなんとか戦える状態に戻る。 (おしいッ!どうやら耐え切ったようね。でも…まだ私のターンよ!) 勘で仕留め損なったことに気付いたキュルケは攻撃の手を休めない。アヴドゥルの視線が外れた隙に俯き乙女の必殺アイテムを使う。 ―キュルケは目薬を使った 目薬によりキュルケの目が潤んだ キュルケはウルウル上目遣いを使ってきた アヴドゥルに24のダメージ アヴドゥルは『萌え』状態になった 『萌え』の効果でアヴドゥルは追加で3のダメージを受けた (フフ……目薬+の上目遣いの味はいかが?かなりの萌えでしょ…フッ) 『萌え』になってしまいまたもや不利な状況に追い込まれたアヴドゥル。多少冷静になった頭もまたパニクリ出す。 (どうする?このままでは非情にまずい…まずいぞ!) すると焦るアヴドゥルの頭に謎の電波が飛来した。 ――さてここで問題だ!この完全に手玉に取られている状況でどうやってキュルケをかわす? 3択-ひとつだけ選びなさい 答え①ブ男のアヴドゥルは突如反撃のアイデアがひらめく 答え②ルイズがきて助けてくれる 答え③かわせない。現実はピンク展開である。 電波を受け平静を取り戻したのかようやく頭が回り始めるアヴドゥル。 (わたしが○をつけたいのは答え②だが期待はできない…。いつもならもう就寝中なのに、あと数秒の間に都合よくあらわれて ツンデレヒロインらしくドカーンッと登場して「この犬!何勝手に発情してんのよ!」と間一髪助け?てくれるわけにはいかないだろう) ルイズについてだいぶ詳しくなったアヴドゥルは答え②をあっさり捨てる。 ちなみに当のルイズはというと…… 「くー…むにゃみゅにゃ」 心地よい寝息を立てながら布団を捲り上げ寝返りを打つルイズ。布団から覗く太ももが実に眩しく健康的だ。 キュルケとは全く異種の色気を無駄に振りまきながら眠るルイズ。寝顔は良い夢を見ているのか微笑ましいくらいに幸せそうである。 「んみゅ~……ちいねえしゃま~」 以上ルイズの部屋からの中継でした。 (やはり答えは…………①しかないようだ!) なんとか立ち直り、『まだ』胸を掴んでいた右手を離す。感触が名残惜しいのか右手は空中でにぎにぎしている。 大きく深呼吸し呼吸を整え、アヴドゥルが挽回に出る。 「君の言いたいことhズキューーーーン! ―アヴドゥルは大人の貫禄を使った しかし 罠カード『微熱』発動 キュルケはアヴドゥルを黙らせキスをした アヴドゥルに53のダメージ キュルケはさらに舌を絡めてきた アヴドゥルの急所に当たった アヴドゥルに75のダメージ アヴドゥルはまた瀕死になった 絡められる舌をぼんやりと感じながらアヴドゥルは新たな電波を受信する。 ―答え…③ 答え③ 答え③ ・・・・ ・・・ ・・ ・ そして夜が明けた! 「おはようございます。昨晩はずいぶんお楽しみのようでしたね」
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/799.html
幽単アヴドゥルデッキ 概要 「うそだ……」 「ヒーローアヴドゥルが……使えないヒーローだなどと………」 「ウソをつくなああああああああ----ッ」 サンプルデッキ ヒーロー:J-196 モハメド・アヴドゥル 総デッキ数(50) 幽(20) 3 J-032 時を止める承太郎 3 J-222 杉本鈴美 2 J-384 鋼田一豊大 2 J-444 魂のジョセフ 3 J-447 魂のアヴドゥル&イギー 2 J-457 魂の重ちー 2 J-551 アーノルド 3 J-572 グレーフライ 悪(6) 3 J-379 虹村兄弟の父 3 J-477 噴上裕也(入院中) スタンドカード(6) 2 J-083 魔術師の赤 2 J-171 星の白金 2 J-614 灰の塔 イベントカード(2) 2 J-496 なるべくしてなったことなんじゃ ステージカード(16) 2 J-186 留置場 2 J-424 スーパーフライ 3 J-523 ピッツベルリナ山神殿遺跡 2 J-524 ヴォルガノ島 3 J-623 カナリア諸島沖 2 J-625 杜王町・ポスト 2 J-626 杜王町・川尻家 解説 「リネージを幽幽~と並べようと考えて10分がたった」 「ポルナレフ 適当なところで悪を並べる前にひとつだけ言っておきたい」 「わたしは もしもこのゲームが始まれば敵が大型キャラを出そうが 数で攻めてこようがアタックさせないつもりでいる…」 「………」 「貧弱な発想だが 我々はステージで相手を制するためにこのデッキを組んできた…………おまえたちの方も波/柱以外ならJ-523 ピッツベルリナ山神殿遺跡を……3部味方ヒーローデッキならJ-623 カナリア諸島沖を……適材適所のステージを置くことを約束しろ」 「ステージを配置することを第一に考えるのだ……相手の有利なステージが出て 敗北してしまうのは避けなくてはならない」 「うむ 定石ではJ-572 グレーフライはJ-614 灰の塔の能力に頼るべきだが……ひとつのキーカードに頼った構築は ジョジョABCではこっちが危険だ……それより」 「『J-083 魔術師の赤』!」 「このカードもステージコントロールだ……敵のステージを山札に戻したり……J-384 鋼田一豊大の乗ったJ-424 スーパーフライだけを場に残したり……J-572 グレーフライと同じタイプの能力を有している……幽霊キャラで守りを堅めながら、その形までもっていこう」 「J-171 星の白金はグレーフライを守るために使え。相手のステージカードが尽きればもう何もできないはずだ。……J-625 杜王町・ポストを無限回収するのもいい」「分かったな?」 「よし ゲームスタートだ ヒーローカードオープン!」 『うっぎゃあーッ』 「どうやら6弾環境でデッキを組んできたらしいが……あっという間に投了したぞ」 相手ヒーローの名はオインゴ&ボインゴ 悪血の凶悪ゾンビ使い 戦いもせず投了(リタイヤ) _ _ ┌lニ「└冂 7^ ┐ ,rくV冂ー厂Y^ト/´/7 )‐二ニ=-=二三ニ二( YこjW{;二=-‐<二〈 ヒp} トニpブ ̄`!ニヽ |フ| | ド、~ } 'Fリ …という夢を見たんだ。 . |゙=_'_'゙ ヽ / rく |〈.-―ヽ V /´交ヽ . |`⌒` ,//ヽ立ソ^ヽ /'ァ---‐''" /.交ヽ/ ,ハー、 r「//__ /'交ヾ立ソ / / \ _,ィイ//4O) ヾ立ゾ/ / ノ  ̄`ー、_ // / |卩 lフノ-‐''" '" / / \ / / rr<‐'´__,,.. ‐'''" |〃ル厂フ